■パリでの仕事について■ ■現在■
■パリでの仕事について■
パリでお受けしたお仕事は職業柄、日本の企業がパリでvernissageをするだとか、日仏カップルの結婚式の花嫁着付、ご親族のお着付、日本食レストランでの着付デモンストレーションなどが主でした。
パリで着付のお仕事をしつつ驚いた点は、ブライダルで呼ばれたお仕事で、ふつうにシャンパンが振る舞われる事です。
本来、人様を華やかにしてさしあげるという、美しい職業ではありますが、残念ながら日本では完全に技術者・使用者扱いです。
パリでのブライダルのお仕事は、お手伝いする私共にもシャンパンが振る舞われ、しあわせな式の一員として認められている、仲間に加わってる感じがしました。
上記の様に一見、大変華々しいお仕事をさせて頂きました。
が、やはり着物は日本の文化。
一方で、技術の面・サービス、ホスピタリティの面で、パリの着付師のレベルはまるで浦島太郎の様に、井の蛙の様になっているなと思ってしまいました。
日本から来る日本人からのご依頼で、多少はパリにきもの姿を増やせたと思います。
しかし、「もっと、現地の人にきもので外出して頂きたい」という想いは完全に満たされる事はありませんでした。
■現在■
日本に帰国後、京都の大手きものレンタルショップに就職、店頭主任を4年させて頂きました。
昨年独立。
現在は日本・京都発ではありますが、フランス人向けきものレンタル、着付、コーディネートアドバイス、きもの・小物物販、きものおさんぽ企画などをしております。
フランス・パリできもの姿を増やしたい!と考えており、フランスでのきもの着用を手軽にすべく、フランスへのきもの・小物ネット販売、現地の着付師・ヘアメイク派遣業務などサービスを充実していきたいと考えております。
きもので日仏交流会の企画もしておりますので、フランス語学習者の方々にもご参加頂けると嬉しいです。